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プレパラキッズ大森国語作文教室

Author:プレパラキッズ大森国語作文教室
東京都、大正文士たちが集った地の、国語作文教室「プレパラキッズ大森国語作文教室」のブログです。
ホームページ http://www.preparakids.jp/ も、よろしくお願いいたします。
※ 2017.1.23 移転に伴い、教室名を変更しました。(旧教室名:プレパラキッズ大森山王国語作文教室)

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プレパラだより~プレパラキッズ大森国語作文教室
大正文士たちが集った地の、国語作文教室のブログです。
本だな: 「わたしのとくべつな場所」
「わたしのとくべつな場所」

新日本出版社 パトリシア・マキサック著 定価1,575円((本体 1,500円+税)

平成23年度 全国青少年読書感想文コンクール

課題図書(小学校中学年の部)


⇒ 【あらすじ紹介】、【感想文で悩んだら・・・】、【読者としてのひとこと】を。

【あらすじ紹介】
 1950年代のアメリカ、テネシー州ナッシュビル。12歳になったパトリシアは、おしゃれをして、初めて一人で「特別な場所」へ向かいます。しかし、その途中では、さまざまな差別の表示・言葉・視線が。座れないバス席、座れない公園のベンチ、入れないレストラン、ホテル・・・。くじけそうになるパトリシアですが、一人ではないことを思い出し、果敢に目的地に向かいます。たどりついた「特別な場所」、それは、「だれでも自由にお入りください」と掲げられた、公共図書館でした。是非、最後のあとがきまで目を通してください。

 アマゾン:和書
わたしのとくべつな場所わたしのとくべつな場所
(2010/09)
パトリシア マキサック、ジェリー ピンクニー 他

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【感想文で悩んだら・・・】
 子どもさんに、こんな言葉をかけてみてはいかがでしょうか? 返事が返ってくるものがあったら、それが感想文の立派なモチーフになります。返答・反応がなかなか出てこない質問は、あっさり捨ててください。

  ・ はじめに、題名や表紙を見たとき、どんな話だと思った?
  ・ はじめ、パトリシアの行こうとしている、特別な場所って、どこだと思った?
   最後に、図書館だとわかってどう思った?
  ・ パトリシア、どんな性格の子だと思う?
   あなたがパトリシアの立場だったら、一人で図書館までいけたと思う?
  ・ なんで、図書館が、パトリシアにとっての特別な場所だったのかな?
  ・ 今、キミの肌の色が○色だからといって入れない場所って、あるのかな?
  ・ 「白人専用」「黒人指定席」などの、この時の決まり・法律について、どう思った?
  ・ この公共図書館だけ、法律を無視して、だれでも入れる場所にしています。どう思った?


【読者としてのひとこと】
 次第に明らかになっていく厳しい差別の様子は、悲しく、憤りを覚えますが、少女が初めて一人で出かけることへ気持ちを高める様子、「特別な場所」を語る希望に満ちた様子、そして、絵から、物語の終わりには明るいものがあることを信じて、読み進めることができました。
 パトリシアの特別な場所-公共図書館を入り口に、さらに彼女たちの「新しい自由の場所」は広がっていったのでしょう。 そして、この本に教えてもらった「読書は自由への入り口」という言葉は、今なお存在する、あらゆる差別・不平等に対抗するための、強いメッセージだと思います。

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テーマ:子供の教育 - ジャンル:学校・教育