FC2ブログ
プロフィール

プレパラキッズ大森国語作文教室

Author:プレパラキッズ大森国語作文教室
東京都、大正文士たちが集った地の、国語作文教室「プレパラキッズ大森国語作文教室」のブログです。
ホームページ http://www.preparakids.jp/ も、よろしくお願いいたします。
※ 2017.1.23 移転に伴い、教室名を変更しました。(旧教室名:プレパラキッズ大森山王国語作文教室)

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

カウンタ

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR

プレパラだより~プレパラキッズ大森国語作文教室
大正文士たちが集った地の、国語作文教室のブログです。
本だな:「魔女ののろいアメ」
2019年度 全国青少年読書感想文コンクール

 課題図書(小学校低学年の部)


 ⇒ 【あらすじ紹介】、【感想文で悩んだら・・・】、【読者としてのひとこと】を。

 「魔女ののろいアメ」
 
 PHP研究所 草野あきこ:作 定価1,296円 (本体1,200円+税)

   
 ☆ プレパラキッズでは、この作品をテキストに、感想文を書く夏期講座を開催します。
 ☆ 日程他、詳細は、6/1以降、ホームページ上でお知らせ致します。


魔女ののろいアメ


【あらすじ紹介】


「おねえちゃんなんか、だいきらい!」
サキのバッグには、お姉ちゃんの借りた本10冊と、サキの借りた本5冊が入っています。遊びに行ってしまったお姉ちゃんの分も返してくるようにと、無理矢理お母さんに持たされたのです。

「おじょうちゃん、アメ いらないかい?」
声をかけたのは、魔女のアメ屋さん。魔女はサキに、「のろいアメ」を勧めます。相手の悪口を10こいいながらまぜて完成させるアメです。食べた人は、あまりのまずさに1日気絶してしまうと言います。

図書館帰りのベンチで、早速アメを作り始めたサキですが、お姉ちゃんの悪口を10こ思いうかべるうちに、違うことも思い浮かべてしまい、なかなかすんなり完成しません。やっとのことで作り上げたら、なんとそこにお姉ちゃんが立っていて・・・


【感想文で悩んだら・・・】

小学生のみなさんには、こんな言葉をかけてみてはいかがでしょうか?
返事が返ってくるものがあったら、それが感想文の立派なモチーフになります。
返答・反応が、なかなか出てこない質問は、あっさり捨ててください。

・ はじめに、題名を見たとき・表紙を見たとき、どんなことを考えた?
・ 心に残ったページを1つ選ぶとしたら、どこ? そこを読んで、どんなことを思った?
・ もし、自分がサキみたいに、家族の本を10冊も返して来てと言われたら、どうする?
・ 絶対に相手の方がおかしいのになぁ、と思いながらも、その人の言うとおりにした体験があったら、教えて下さい。
・ 自分が「のろいアメ」のもとをもらったら、どうする? 悪口を10こ言えそう? 作ってみたら、どんな味になりそう?
・ サキの作った「のろいアメ」には、なぜ、甘い味が入っていたと思う?
・ もし、お姉ちゃんがサキの作った「のろいアメ」を食べたら、どうなったと思う? サキに何て言うと思う?
・ このあと、魔女はどうすると思う? 今度はどんなアメを作ってほしい?

ストーリーに対する感想だけでも、感想文として十分に成り立つと思うのですが、「ぼくにも、こんな似たことがあった」「私なら、きっとこうすると思う」…など、子ども自身の話に引き寄せて考えると、さらに一歩踏み込んだ感想文になると思います。

1・2年生の場合、自分の思いを「しゃべり言葉」にするのは得意でも、「書き言葉」に直すのは、まだまだ難しいようです。
そんなときは、少しお手伝いしてあげてもいいと思います。


【読者としてのひとこと】

ページ数はありますが、大きな文字で書かれており、漢字にはすべてフリガナがふられています。表情豊かな挿絵もたくさんあって、普段あまり本を読み慣れていない子も、読みやすいと思います。

この本の中で、何かが解決するわけではありません。お姉ちゃんやお母さんが、サキにあやまる場面さえありません。「うやむや」が許せない人には、ちょっともどかしい物語かもしれません。けれど・・・とてもリアルな家族の日常の姿だと思います。家族の中や、親しいお友だちとの間というのは、「小さな理不尽」がまかり通ることが、意外に多いのではないでしょうか。

でも、サキは、理不尽なことをしたお姉ちゃんに、「仕返し」という名の「悪意のカタマリ」を返すことについて、躊躇します。苦い思い出や酸っぱい思い出に負けない、甘い思い出が、ちゃんとサキの中にあったからです。

このお姉ちゃんは、(かなりマイペースで、不器用ではあるけれど)、妹思いなのだと思います。お友だちのところに遊びに行っていたお姉ちゃんが、なぜ図書館に現われたのかを考えてみると・・・やっぱり、そんな気がしてきます。

サキの作った「のろいアメ」は、結局魔女のところに戻ってきます。なぜか少し甘い「のろいアメ」を味わい、カラスから一部始終を聞いた魔女は、何を考えるでしょうか。今後、魔女がどんなアメを売るようになるか、想像してみるのも楽しいかもしれません。


スポンサーサイト




テーマ: - ジャンル:学校・教育