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プレパラキッズ大森国語作文教室

Author:プレパラキッズ大森国語作文教室
東京都、大正文士たちが集った地の、国語作文教室「プレパラキッズ大森国語作文教室」のブログです。
ホームページ http://www.preparakids.jp/ も、よろしくお願いいたします。
※ 2017.1.23 移転に伴い、教室名を変更しました。(旧教室名:プレパラキッズ大森山王国語作文教室)

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プレパラだより~プレパラキッズ大森国語作文教室
大正文士たちが集った地の、国語作文教室のブログです。
本だな:「かみさまにあいたい」
 2019年度 全国青少年読書感想文コンクール

 課題図書(小学校中学年の部)


 ⇒ 【あらすじ紹介】、【感想文で悩んだら・・・】、【読者としてのひとこと】を。

 「かみさまにあいたい」
 
 ポプラ社 当原珠樹 作  定価1,296円 (本体1,200円+税)

 
かみさまにあいたい


   
 ☆ プレパラキッズでは、この作品をテキストに、感想文を書く夏期講座を開催します。
 ☆ 日程他、詳細は、6/1以降、ホームページ上でお知らせ致します。
 


【あらすじ紹介】


亡くなったおばあちゃんについた嘘が、どうしても心残りな雄一。学校も家も楽しめず、反抗的な態度をとり続ける竜也。二人は、神さまとの交信を試みようと秘密のかくれ家に入り込みます。が、なんと人骨らしきものを発見、さらに、持ち主らしい若い女の人に見とがめられ、大慌てで逃げ出します。

その人に再会したのは、雄一が入院した病院でした。主治医が、かくれ家の持ち主、ナンシー先生だったのです。雄一と竜也、そしてナンシー先生が語り合ううちに、二人の心のつかえと、願いの意味が明らかになっていきます。

先生に招かれて再び訪れたかくれ家で、二人は念願の横断幕をかかげます。「かみさまにあえますように」「つよくなれますように」・・・


【感想文で悩んだら・・・】

小学生のみなさんが困っていたら、こんな言葉をかけてみてはいかがでしょうか? 
返事が返ってくるものがあったら、それが感想文の立派なモチーフになります。
返答・反応が、なかなか出てこない質問は、あっさり捨ててください。

・雄一は、どんな性格の子? 竜也は?
・もし、竜也がクラスメイトになったら、仲良くなれそう? なぜ?
・なぜ、雄一は竜也と仲良くなったと思う?
・雄一が、おばあちゃんに「今日は柔道の日ではない」と、ずっとうそをついていたことについて、どう思う?
・竜也の見た神様について、どう思う?
・あなたの考える神様は、どんな姿? もし、今あなたが、神様にお願いをするとしたら、何をお願いする? どうやって神様にお願いを伝える?
・物語のはじめのころの雄一と、最後のほうの雄一は、どんなところが変わったと思う? 竜也は?
・この後、二人はどうしていくと思う?


【読者としてのひとこと】

自分のまわりには「取り返しのつかないこと」「自分では、どうしようもないこと」が存在する・・・ということを実感するのは、たしかに彼らぐらい・・・小学校中学年くらいのとき、のような気がします。

たとえば・・・
亡くなった人に伝えたかったことがあっても、やり直しはできないことはわかっている。
お母さんに、もっと一緒にいてほしいと思っても、それが無理なことはわかっている。(しかも、自分のためにお母さんががんばり続けていることも、多分わかっている。)

わかっているけれど、どうにかしたい。
どうにかしたいけれど、それは身近な大人に泣きついたら解決できるような話ではないことも、ちゃんとわかっている・・・ 低学年だったころとは違う葛藤が生まれます。

お墓の向こう側や、神様にアクセスしてみればどうにかなるんじゃないかな、と思いたくなるときは、大人にもあります。小学生男子ならではの発想で、穴を掘り、横断幕をつるし・・・と奮闘する二人のことは、だから、ちょっと応援したくなります。

そして、物語の最後に、雄一と竜也は、「その先」へ進む入口を見つけたようです。
雄一は「もういちど、柔道やってみようかな」と思ったときに。
竜也はお母さんのカステラをかじって、はっとしたときに。

侵入者だった少年たちを、ほどよい距離から見守り、時には声をかけ、手をさしのべ、そして時には有無を言わせずこき使う(?)ナンシー先生の在り方が、なかなか魅力的です。


テーマ: - ジャンル:学校・教育